2013年2月17日日曜日

平22年度試験 一般知識足きり 

平22年度 行政書士試験

平22年試験は、結論から言うと、
“ 平21年度試験を超える悪夢 ”でした・・・



                       ↑ これがその悪夢試験ですw

私にしてみれば、初学の年とは違って、2年目である平22年度は
気持ちの上で、できた気 になっていました。

なぜなら、合格道場の問題は、ほぼ全問正解できるように
なっていましたし、他の受験生のご質問に対しても
それなりに解答できるようになっていましたので・・・

でも、平22年度試験は、そんな私を再びあざけ笑いました。

これは、平22年度試験中に書いたラクガキです(^^;)

                     これは平22年度試験の問題59 文章理解問題で
                  『アリとキリギリス』の問題です。

この画像の中の私が試験中に書いたラクガキは・・・

『アリでもキリギリスでも
なんでも エエやん
しらんわ そんなもん
アカン! わからん!』

・・・ですσ(^_^; 

文章理解問題は最初のほうでいったんやってはみたものの、
あまりにわけがわからなかったので他の問題をすべてやり終えてから
再び、この文章理解に戻ってきました。

なので、このラクガキを書いた時点では、
時間で言えば15時45分頃で、試験時間も残り15分ぐらいです。

つまり、この文章理解問題に対してのみの
“ グチ ”ではなく、平22年度試験全体に対して、
あまりの難しさに、試験残り15分にヤケクソで書いてるってかんじです(^^;)

そして当日の解答速報により、一般知識の足きりで不合格確定しました。
意気揚々と受験仲間のみなさんとともに、1年間がんばってきたのに・・・

それなのに・・・それなのに・・・

平22年の1年間700時間も積み重ねた努力・勉強は、
試験当日の夜21時には、玉砕されました。

2013年2月16日土曜日

平22年度2年目 その1 道場で出会った受験仲間

平22年 2年目に突入

受験2年目に突入し、もういつまでも不合格だったことを引きずっては
おれず、気持ちを新たに勉強を再開しました。

合格道場/webmasterさん(太田先生)によれば、年間の勉強時間は
やはり700時間ぐらいは必要とのこと。


そうすると、私の場合は昨年初学年の勉強時間は400時間程度でした
ので、かえって

「あ・・・じゃあ、全然基準に満たなかったわけよね。
       ならば、圧倒的な勉強不足だったわけだから
                            やればいいだけだわ!」

と、やることがハッキリ見えて、本当にサバサバした気持ちに
なりました。

今になってこそわかるんですが、この
『やらなければならない事が、ハッキリ見えてる』

・・・っていうのは、ある意味、すごく楽な状態です。

本当につらいのは、

『自分はやることはやった。全てやりつくした。もうあとは、
 何をすればいいのかわからない。自分は何がいけなかったのか?』

・・・っていうこの状態が実は一番、苦しいわけです。
まあ、この話は追々話すことにします。


あとやはり、実質的に行書試験の全範囲のインプットも終え
全体像が見えてきましたので、
初学年の最初の頃は、真っ暗な暗闇の中を、懐中電灯で
そこだけ照らしながら、少しずつしか進めないもどかしさ・・・
な状態だったのが、明かりがつき、全体が見渡せ、
スイスイ進めるようになっていき、再び勉強が楽しくなってきました。


それに、平22年に入ってからは、道場掲示板で、多くの人たちと
コミュニケーションするようになり、独学の苦しみからも
少し開放されました。


そのときの道場/掲示板で出会った仲間・同士は、
ぐっさんや五郎さん(お二方とも平24年合格者)でした。
ぐっさんも五郎さんも、私と同じ2年目突入組ということでした。


他にも、コゴミさん(平22年合格者 現役の大学生:経済学部)
やひまわりさんやふわりさん(平24年合格者)など
多くの受験仲間ができて、意気揚々としてきました。


その年の9月には、KEN!さんやわにさん(お二方平22年合格者)
も登場され、みんなの質問に、マシンガンのように(←笑)
片っ端から解答されていました。



そしてこの受験仲間のみなさんと、質問しあって、解答を出し合って
「俺はこうだと思う」「いえ、私はこうだと思います」
と、議論しあい、もちろん間違った解答してしまい

他の人からご指摘を受けるシーンがあっても、
おかげで記憶に定着したとプラスにし、切磋琢磨して
みんなでいっしょにがんばっていました。

それに、受験生だけではなく、webmasterさんはもちろんのこと、
通りすがりAさんやガンブリンガー兄貴やノリヒロさん等、
多くのアドバイザーのみなさんも掲示板に集い、
道場/掲示板はすごく盛り上がっていました。


とにかく、道場を通じた勉強が毎日、楽しくて仕方がありませんでした。


個人的には、この頃が、一番楽しかったです。





行政書士 合格道場 http://gyoseisyoshi-shiken.rdy.jp/

わに通信        http://ameblo.jp/wani999/

紺さん@ホーム法務のブログ   http://ameblo.jp/homex2/

行政書士会に登録申請した後の“審査訪問”

平24年7月頃に登録申請をした後、

兵庫県行政書士会の支部の方が審査訪問ということで、
実際に私の事務所に来られました。

通常は、支部長さんが来られるそうですが、私の支部の支部長さんは
男性ですので、私が女性という事で、気を使ってくださって、
支部での役員をされてる女性の行政書士さんが来られました

このちょっとしたお気遣いには感激しました。

その女性の行政書士さんは、開業されて10年ほどの方で、いわば大先輩です。
主婦業で子育てもしながらの業務だったということで、いろいろお話をお伺いしました。

不安がる私に対し、「大丈夫、大丈夫!!」と勇気付けてくださり、
とても心があったまるひとときでしたo(^-^)o


・・・あと、登録すれば、いろいろな研修会(500円が相場です)のお知らせなどもあります。

←これが、行政書士会からの月刊誌の
  
 
 ようです。












←これは、兵庫県行政書士会からのものです。
←上記の兵庫県行政書士会の中には
  研修会のお知らせがあります。

  この研修会では、13時30分~17時
  で500円です。









なので、20万円もするような予備校などの講習会などに参加するぐらいなら、
とりあえず登録したほうがいいのではないかと思います。

ここまでで、登録に関するお話は終わりにしますo(^-^)o

登録はやってしまえば、なにも簡単な手続きですよ(^^)/

行政書士会へ登録するにはどうすればいいの? その4 兵庫県行政書士会のケース

平24年7月頃

行政書士会に登録するには、登録費用がかかります。

そしてそれは、その地域によって金額は違ってきますので、
みなさんの登録地でのHPでご確認ください。


ちなみに、私の登録地である兵庫県行政書士会の登録にかかった費用は・・・


登録手数料  25,000円

登録免許税  30,000円(収入印紙で)

入会金    220,000円 

会費       36,000円(6,000円/月 半年分)

支部会費         0円(私の支部では無料ということでしたが、
                  1,000円/月ぐらいだそうです)

政治連盟会費 年5,000円


合 計    316,000円


・・・とこんなところです。

2013年2月15日金曜日

行政書士会へ登録するにはどうすればいいの? その3

平24年7月頃

行政書士会への登録手続きについてのつづきその3です。

⑩事務所の位置図並びに事務所内の机・イス等の配置図

 ☆事務所の位置図は、YAHOO地図等を見ながらA4用紙に手書きで書きました

 ☆事務所内の配置図は、方眼紙に簡単に手書きで書きました。

こんなかんじです↓(私としてはこんな簡単な図でいいの?
  って思いましたが、なんなく通りました^^)












⑪事務所の外観、入口・表札付近、内部の写真
 ☆事務所の外観は、うちの事務所はマンションですので
  マンションの外観写真を撮りました

 ☆事務所の入口・表札付近の写真は、玄関ドアの写真を
  撮りました

 ☆内部の写真は机(電話&FAXやプリンター&コピー機もいっしょに)
 
とソファとリビングテーブルの写真を撮りました

  

☆この写真でわかりますように、電話FAX・プリンターコピー機にしても
 一般の家庭向きのモノでOKで、ソファとテーブルも接客できる状態
 であればいいとのことでした。

 なので、高いオフィス用のコピー機などを揃えなくても審査は
 通るようです。

⑫入会申込書(所定用紙)

⑬顔写真:縦3×横2.5センチ を8枚、裏面に氏名を記載し、

 履歴書に貼付せず、持参してください

 ☆この縦3×横2.5ってサイズは、履歴書に貼り付けるサイズです

場合により必要な書類》

⑭行政書士又は行政書士法人の使用人である場合

 勤務先である行政書士又は行政書士法人との雇用契約書(コピー、原本持参)

⑮法人などに勤務しつつ行政書士を開業する場合

 誓約書(所定用紙)

 (法人等に勤務しており、事務所は別の場所に設ける場合)

・・・とまあ、こんなかんじです。

私がこの登録手続き申請をやってみた感想は、

めんどくさいけど、でも誰でもできる簡単な手続き」ってかんじでした。

確かに法務局や市役所・区役所などで書類を取り寄せなければならないですし

めんどくさいとは思うものの、業務をやり始めたら、これそのものが

行政書士の仕事だったりするわけですし、まあ、実務経験だと思えばいいんじゃないでしょうか^^

行政書士会へ登録するにはどうすればいいの? その2

平24年7月頃

行政書士会への登録手続きのつづきです。

今度はさらに細かく、登録手続きを説明するため、私が実際に登録を行った
兵庫県行政書士会への登録について書きますネ(^^)/

兵庫県行政書士会

http://www.hyogokai.or.jp/recruit/guide.html

①行政書士登録申請書(所定用紙)
  2枚必要です。2枚ともに押印してください

②履歴書(所定用紙)

③誓約書(所定用紙)

☆これら①~③は、WEB上でダウンロードし、印刷して、記入すればいいだけです。

④戸籍抄本

 ※外国籍の場合、市町村長発行外国人登録原票記載事項証明書

⑤住民票(本籍地の記載のあるもの)

☆これら④と⑤は、市役所や区役所などで取得するわけですが、

  上記①申請書などの記入の前に、まず、この戸籍抄本や住民票を

  取っておくほうがいいと思います。

  なぜならば、かなり正確に記入する事を要求されるからです。

  例:番地の表示など「-」や「○○番地」など

⑥成年被後見人、被保佐人としての登記されていないことの証明書

 ☆これは、『登記されていないことの証明書』で、法務局で取得できます。

 くわしくはこちら↓

 http://www.moj.go.jp/ONLINE/GUARDIAN/7-1.html


⑦本籍地の市区町村長が発行する身分証明書

 ☆本籍地の市役所等で取得できます。

 証明事項:

 (1)禁治産者又は準禁治産者に該当しないこと

 (2)破産者で復権を得ないものに該当しないこと

 ※外国籍の場合、自認書(所定用紙)

⑧資格を証する書面

 ☆行政書士試験合格証のコピー

  照合のため原本も持参の必要があります。

          又は

  行政書士試験合格証明書 原本

⑨事務所の使用権を証する書面(事務所と住所が異なる場合)

 ※個人開業で、住所地と事務所所在地が同一の場合は不要


・・・登録するにはどうすればいいの? その3 へつづきます(^^)v

行政書士会へ登録するにはどうすればいいの? その1

平24年7月頃

そろそろ行政書士会に登録しようと思いました。

行政書士として開業するには行政書士会に登録しなければならず、

そうすると登録料の約30万円をまずは用意しなければなりません。

この約30万円というのは、その地域によって金額は違ってくるようですので

各自ご確認くださいね。


日本行政書士会連合会/新規登録について

http://www.gyosei.or.jp/support/registration/registry/new-registry.html


① 行政書士登録申請書

② 履歴書

③ 誓約書

ここまでの①~③は、ネット上でダウンロード→印刷して→記入すればいいだけですが・・・

④ 登記されていないことの証明申請書

  これは、法務局で取得しなければなりません。

  この『登記されていない事の証明』とは、要するに、

  「私は、成年被後見人など制限行為能力者ではありません。
                  法務局に登記されていませんよ。」

  ・・・という証明書を取らなければならないということです。

  【窓口申請の場合】

  『登記されていない事の証明申請書』に、収入印紙300円を貼って、

  本人確認書類(例:運転免許書等)を持って、

  東京法務局後見登録課、その他各法務局及び地方法務局の戸籍課
  にて取れます。

  例:兵庫県なら神戸地方法務局(本局)

  〒650-0042 神戸市中央区波止場町 神戸第2地方合同庁舎

  ・・・というように、その地域の一番大きな地方法務局まで
  行かなければならないようですね。

  ちなみに私も兵庫県行政書士会(神戸市中央区)に登録申請手続きに
  行くついでに、この神戸地方法務局(本局)の窓口まで取りにいきました。

  実務をやり始めれば、法務局に出入りすることも多いだろうと思いましたので、

  まあ、ちょっと経験しておこうかな・・・ってかんじです(^^)

  【郵送申請の場合】

  『登記されていない事の証明申請書』に、収入印紙300円を貼って、

  本人確認書類等の添付書類を同封し
  

  〒102-8226
  東京都千代田区九段南1-1-15 九段第二合同庁舎
  東京法務局 後見登録課

  ・・・へ、郵送します。


  登録するにはどうすればいいの? その2 へつづきます(^^)/~

平21年度初学の年 その9 試験を終えて~合格発表

平21年11月9日


平21年度行政書士試験を終えて、合格道場に書き込みをしました。

合格道場の掲示板からその当時の書き込みを抜粋してみました。

あせる気持ちから問題文が頭に入ってこなかったこと。
時間が足りなくって、とりあえずマークだけしたこと
たぶん、不合格だと思っていること
でもそのことは、試験終えた直後に自覚があったので
あまりめげてはいないこと。
これで合格してもまぐれで実力じゃないんだからと帰り道もサバサバしていたこと。
そして、来年の試験に向けてがんばろうと決意していること。

・・・こういうかんじの書き込みをしていました

それに対して、webmasterさん(太田先生)からの返信は、

凄く前向きな状態でおられるようですが右も左もわからない状態から
コツコツ頑張ってきたのを掲示板を通して見てきてますので、
その悔しさ等は、察します。』

・・・という言葉をかけていただきました。
もう、完璧に、心を読まれてると思いました(^^;)
それと同時に、このwebmasterさん(太田先生)からの言葉で
涙がボロボロ出てきました。


ちなみに、この平21年度試験は例年に比べれば
合格率の高い簡単な試験だったと言われています。

合格道場に集う受験生のみなさんも、記述抜きでも、
すでに180点超えていらっしゃる方が多くいらっしゃいました。

実際、平22年の合格発表の日には
「合格しました!」という書き込みのラッシュでした。

こんな事を言うと、せこい人間だと思われるかもしれませんが
しばらく合格道場の掲示板を見るのがつらかったです。

もう、自分が情けなくって、みじめで、自分一人が取り残されたような、
なんともいえない疎外感・・・
こうして、はじめての行政書士試験は、木っ端微塵にくだけ散りました。


でも、このつらい経験は、私にとって絶対に意味があり、
受験してダメだったからこそ、強いリベンジの気持ちが育ったのだと思います。
長兄が言った「受けるだけでも、受けてみるべし」が伏線になっていたのだと思います

平21年度初学の年 その8 行政書士試験 惨敗 

平21年度11月行政書士試験日


平21年9月頃から勉強を再開し、合格道場の他の受験生のみなさんに
すっかり遅れを取ってしまった私でしたがそれでも時間は
他のみなさんと同じように過ぎていきました

9月に入ってからは、とにかく行政法に手をつけないとお話になりませんので
もう、必死でテキスト→合格道場の問題・解説→テキスト→
合格道場の問題・解説・・・と追い込みをかけて勉強しました。

プライベートでも、周囲の人との人間関係も落ち着き、
精神状態も安定してきました。

それでもやはり、3月から勉強をはじめて試験日の11月までの約8ヶ月間の内
2ヶ月ほどまったく勉強していなかったツケがまわってきました。

今から考えるとありえないんですが、その年の私は、
なんと!試験当日まで、まだ一度も模試をまともにやったことがなかったのです。

「やったことがない。」といっても、今度はサボってやっていなかったのではなく、
試験前日になってもまだ模試をやるレベルに達していなかったのです



そして、いよいよ試験当日がやってきました

まずは、受験申込みがギリギリだったせいで、受験する部屋が
大学の正門からかなり遠いところで、自分の受験部屋を探すのに
試験官2~3人の方に聞いてようやくたどり着いた時には
時間もギリギリになっていました。


行政書士試験は一応は13時から開始ですが、30分前には席に着き
試験官さんの注意事項を聞かなければなりません。

つまり、実質、12時30分~16時までの3時間半、試験に拘束されるわけです。


私はこの世で一番嫌いなものをあげろと言われたら、一も二もなく
この『行政書士試験開始前の30分間』だと答えます。

これは結局のところ、私は3回経験することになるわけですが、
あれほどイヤな時間はありません。


そして、試験中・・・

あの平21年度はじめての行政書士試験は・・・なんていうか、私にとって、悪夢そのものでした。



試験開始直後は、私は、完全に日本語を忘れてしまったかのようでした。
もう、なにが書かれてあるのか、問題を解くもなにも、問題文が読めない、
いえちゃんと文字は目で追ってはいるのです。
追ってはいるのだけど、ただ文字という形をした模様を見ているだけ
と言いましょうか・・・

問題文がまったく頭に入ってこないのです。
いわゆる、頭が真っ白状態でした。


試験日は11月ですが、その日は、場所が関西ということもあり、
暖かい小春日和でした。
ですが、私は、小春日和なんて悠長な状態ではなかったです。
大量の汗が滲み出てくるのです。

一応念のため言っておきますが、私は決して太った汗っかきではなく、
華奢でかなりやせているほうですし、汗はほとんどかかないほうです。

つまり、あまりの緊張で、異常な状態になっていたのです。


最初は人のペンのカリカリ音や机やイスのギシギシ音も気になりましたが、
だんだんと何も音のしない、孤独な自分独りの世界になっていきました。

その孤独な世界の中、試験が、上から目線で、
私をあざけ笑っているように感じました。


おまえは、途中でいったん勉強を投げたんだろう
模試ですらまともにやったこともないくせに、
よく本試験を受けようなんて思ったな
ダメで元々・・・もしかしたら・・・あわよくば・・・
そんなことを思ったのか バカか 甘いんだよ
覚えたはずの基本的な事ですら、忘れているくせに
100人中数人しか合格らない試験なんだよ
身の程知らずもいいとこだ
おまえなんか、足元にも及ばないんだよ



民法の辺りでは、試験中に涙が出てきました。
時間も全然、足りない。

なんとか、マークシートだけはでたらめでもなんでも埋めておこう・・・

ようやく悪夢の試験時間が終わりました。

とにかく誰にも顔を見られたくない
とにかく一刻も早く、独りになりたい



このはじめての試験日は、私にとって、
ここ数年で、一番、最悪の日となりました。

平21年度初学の年 その7 受験にまつわるお金について

ここで少し、番外編を・・・


どんな試験でもテキストや問題集などの教材代や受験料など、お金はかかります。

そして、一般的に人はお金を支払うことによって、モチベーションを維持できるといわれています


私のケースにあてはめてみますと・・・

まずは、初っ端、ユーキャンの教材セットの約50,000円についてですが、

『初めての行政書士テキスト』でも書きましたが、テキストを見て

「こんなの無理だ!返品したい!」と思っても、結局返品などできなかったわけです。

ですが今から考えると、もしもあの時、返品できていたなら、

行政書士となった私は存在していません。

返品などできない→つまり、もう50,000円も支払ってしまったことで、

「せっかくだから、勉強しよう」となったのです。


次に、『兄の言葉「行政書士になる夢はどうなったの?」』でも書きましたように、私は試験勉強があまりに難しく、めげて、勉強を中断していたところを、兄からのアドバイス通り、受けるだけ受けてみようと、

受験料7,000円を支払いました。

でももしもあの時、兄の言葉がなく受験申込みをしていなかったら→

受験料7,000円を支払っていなかったら、

やはり、行政書士となった今の私は存在していなかったと思います。

受験料を支払ってしまったからこそ、勉強を再開する気になったのです。


これは、例えば、『合格道場』のメンバー料金にしろ、

『行政書士/白熱講義(水崎先生)』のメンバー料金にしろ

同じことが言えると思います。




例えば、試験勉強が難し過ぎたり、他の要因でもとにかく勉強を中断することになったときに

もしも、『合格道場』や『白熱講義』が無料だったとしたら・・・

「タダなんだから、いつでも気が向いた時にやればいいや」となるような気がします。

そして、「気が向くときなど、一生来ない」んだと思いますσ(^_^;


つまり、たとえ数千円~1万円程度のお金でも支払うことには意味があり

お金を支払うことで、モチベーションの維持に役立ち

しいては自分自身の目標達成に役立つのだと思っています。


それに、『合格道場』や『白熱講義』をタダで使わせてもらってるなら

少々の不具合があっても、「タダなのに文句を言うのもなんだし・・・」と

遠慮の一つもしますが、

有料ならば、なにか不具合があったときにも

「ココはこうしたほうがいいのではないですか?」

というように提案もしやすいです。

そうすると、よりいっそう、サイトのクオリティーが高まり

『合格道場』や『白熱講義』サイドにとっても、

受験生サイドにとっても、より有益になると思っています。




平21年度初学の年 その6 勉強再開 

平21年9月頃

兄の言葉で、とりあえず受験申込みをし、それに伴い受験料7,000円を支払った私は

「受験料払ったんだし、勉強を再開しなきゃマズいよな・・・」と思い

再びテキストを開き、合格道場にも久々にアクセスしてみました。

久々の合格道場はほんの2ヶ月ほど前とはうって変わり、大盛況でした。

ガンブリンガーさんやノリヒロさんを初めとする、今までには見なかったハンドル名の方たち大勢が、活発に書き込みをなさっていました。

もうほんと、楽しそうに・・・

なんだかとっても取り残された気分になり、私はいっさい書き込みはせず、顔文字の「カベからジィーー」状態になってしまいました(:_;)


合格道場では、9月ということで、webmasterさん(太田先生)が作成された模擬試験問題をUPされていました。

それをまた、多くの受験生のみなさんが

「模試やってみましたが、200点でした!」

「この模試は少し簡単過ぎますよ(^^)/」

「模試やってみましたが、情けなくもギリギリ185点でした。」

・・・などと書き込んでいらっしゃるのです。


そして私もその模試をやってみると・・・いえ、正確には問題を見ただけと言いましょうか・・・

やってみるもなにもなく、まったく全部がわからないのです。


なので、仕方なく最初から問題文と解説文を照らし合わせながら、少しずつ模試の60問をインプットとしてやっていきました。

ほんとに情けなかったです。

他の受験生の皆さんは、悪くて180点ギリギリだったと嘆いておられるのに、私ときたら(:_;)

模試をやるレベルにも達していなかったのです。


そもそも、インプット段階が全範囲終えてませんでしたから、当たり前といえば当たり前なんですが、とにかく気だけがあせりました。

平21年度初学の年 その5 「行政書士になる夢はどうなったの?」

平21年8月末

もうすっかり落ち込んで、

「行政書士なんて、所詮、私には無理だったのよ・・・そもそも合格率1桁%だなんて聞いてないわよ・・・無理無理。行政書士なんてあきらめよう・・・」

・・・的な状態になっている私は、あの時長兄と会話することがなければ、今の行政書士になっている私は存在しなかったと思います。


家族の中でも特に長兄は、私が行政書士を目指すことに、すごく喜んでくれていました。

「行政書士になるんなら、俺は協力を惜しまないよ。お金でもなんでも困ったことがあったら言ってくれていいからね。がんばれよ。」


それなのに、私はもうすっかり行政書士になる意欲は消えうせ、勉強もまったくしなくなっていたので、

長兄にはなるだけ会わないようにしていました。

でもある日、家族で集まったときに・・・


長兄「ところで行政書士になる夢はどうなったの?勉強は順調にいってる?」

私 「・・・・・・・」(←もう思いっきり順調じゃない表情をしていたと思われ・・・)

長兄「・・・そっかぁ。だけど、試験受けるだけは受けてみなよ。受験申込み=受験料だけは払っておいたらどうかな?」


こんな会話から、まったくもってムダなのにと思いつつも、ギリギリ駆け込み受験申込みをしました。

平21年8月の末のことでした。

平21年度初学の年 その4 ついに勉強中断

平21年7月~8月頃

憲法を勉強していた最初の頃はあれほど楽しいと感じた試験勉強も、民法の物権・債権という最初の壁にぶち当たって、すっかり勉強に対する意欲もなくなり、しだいにめげてきました。


その頃プライベートでは、家族や周囲の大切な人たちと些細なことでケンカするようになっていました。
今から考えると、試験勉強がうまくいかず、相当イライラしていたんだと思います。


そんなこんなで、勉強もなにも手がつかず、もう行政書士なんて私には無理だから・・・と、テキストも放り投げ、合格道場にアクセスすることもなくなり、勉強を1ヶ月ほど中断してしまいました。

平21年度初学の年 その3 真っ暗な暗闇の中を手探りで・・・

平21年5月頃

今から思うと、民法の物権さらに債権に突入した頃は、最初の壁にぶち当たった時だと思います。


ネット上で見た各予備校の講師先生のアドバイスでは、まずはテキストをサラっと読んでわからない箇所があっても最後までいき、「とにかく全体像を見渡せ!」とのことでしたが・・・


テキスト・インプット段階でもあまりにわからなすぎて、テキストを読むのが苦痛になり、

合格道場の問題をするのも、1問中の1肢1肢の解説をじっくり読まないと理解できないので、

1問やるのに30分もかかったりしていました。


「あぁ・・・もう2時間もやってるのに、まだたったの数問しか進んでない・・・もう、いやだ、しんどい・・・」

・・・こんなかんじでした。


例えて言うなら、真っ暗な暗闇の中、懐中電灯でそこだけ照らしながら手探りで少しずつ少しずつしか進めない・・・

そんななんとも言えないもどかしい思いでした。


今なら、各予備校の講師先生たちがなぜ「とにかく全体像を見渡せ!」とアドバイスされるのかがわかります。

行政書士過去問では、例えば民法なら純粋に総則のみの単純な問題など出ません。

民法/総則、物権、債権、家族法を絡めた、言わば複合的な問題が出題されるのです。

もっと言えば、憲法と民法を絡めた問題、民法と行政法を絡めた問題などなど、各法令科目は微妙に繋がっていて、法令の全体像を把握していないとわからなくて当然な問題も多いのです。


だからこそ、一刻も早く、試験内容の全体像を見渡す必要があるわけです。


でも、まだ基礎法学、憲法、民法の途中段階を初めて学ぶその頃の私は、全体像どころか、今やってる民法ですらおぼつかず、1,2ヶ月前にやった基礎法学や憲法は忘れてしまっているという、不安とあせりでいっぱいの状態でした。


飛行機は、飛び立つ時が一番に燃料を食いすごいパワーが必要で、飛び立って上空を飛行している時は大した燃料は使わずラクラク飛行できるそうです。


そういう意味では、勉強を始めてまだ3ヶ月くらいのこの頃の私は、まさに飛び立って間もない飛行機で、一番パワーの必要な時だったのだな・・・と思います。

平21年度初学の年 その2 民法に突入

平21年4月~5月頃

基礎法学→憲法と勉強を進め、いよいよ行政書士試験のド真ん中の民法に突入しました。

ユーキャンの勉強スケジュールでは、民法/総則→家族法という順番で学んでいくことになっていました。

民法/総則と家族法まではすごく順調で、テキストで区切りごとのインプット→そのインプットした部分までを合格道場の問題集でアウトプット・・・と進めていきました。


ところが、民法の物権に入ったところで、急に雲行きがあやしくなってきました。

テキスト・インプット段階でもよく意味がわからず、合格道場/過去問・練習問題をやってみると、さらに理解できない状態でした。


合格道場では質問掲示板も用意されていましたので、質問すればwebmasterさん(太田先生)はどんな質問でも答えて下さいました。


<※現在の合格道場の掲示板は書き込みが多くwebmasterさん(太田先生)が質問者一人一人に全て解答するのは無理なほど有名サイトとなりましたが、その当時の平21年3月~5月頃は掲示板も閑散としていて、質問者は私ともう1,2人ほどで解答者はwebmasterさん(太田先生)お一人という状況でした>


けれど質問に対する解答とは、あくまで質問を発してはじめて解答できるわけですが、

その当時の私は、まともに質問する内容すら書けないほど、理解できていない状態でした。

平21年度初学の年 その1

平21年3月

ユーキャンのテキストをパラパラっと見て「返品したい・・・(:_;)」と思った私でしたが、なんとか気を取り直して行政書士の勉強を始めてみました。

ユーキャンの勉強スケジュールによれば、まずは『基礎法学』次に『憲法』という順番でやることになっていました。


実際に勉強を始めてみると、なんと!楽しいーー!

基礎法学は「なるほどなるほど・・ふむふむ。へ~そうなんだ~」とおもしろく、

憲法では、「えー!衆議院には解散があって参議院には解散がないの?だから、衆議院選挙のときは解散総選挙って言うんだ・・・」とか「参議院選挙のときは半数ずつだから“総選挙”とは言わないんだ・・・知らなかった・・・」

・・・というようなアホっぷり全開でのスタートでしたが、とにかく学びたい!勉強したい!で勉強が楽しくて仕方なかったですo(^-^)o


そんな頃、ふと2chの行政書士スレッドを見てみると、『合格道場』という文字が・・・

ググってみると、なんと!行政書士過去問・練習問題集・解答・解説つきを無料で公開しているサイトだったのです。

最初、「行政書士!合格道場」のクオリティーの高さに驚き、次第に頭に思い浮かんだことは・・・

「ここの管理人さんはどんだけお人よしなの?これだけのサイトをなんで無料で公開してらっしゃるの?」

ってことでした。


この頃の勉強方法は、

①テキストの章なら章などのある区切りまでをインプットする

②「合格道場」でそのインプットした部分までの問題を解く

・・・というように、少しずつ少しずつインプット→アウトプット→インプット→アウトプット・・・と繰り返していきました。

初めての行政書士テキスト~返品したい(^^;)~

平21年2月末頃

そんなわけで、法律系の資格で一番簡単だと思える資格『行政書士』を取ってみようと思いつきました。

それでとりあえずは、資格の王道ユーキャンの行政書士コースに申し込み、しばらくしたらみかん箱大の教材セットが届きました。


届いて中身を見ると、7冊だか8冊だかのA4サイズのテキストやDVDなどがドッサリ・・・σ(^_^;

そしてテキストを1冊1冊手にとって中身をペラペラっとめくって、一番最初に思ったことは・・・

「こんなの無理!!返品したい!なんとか返品できないかな?!」ってことでした。


こうして、「だって、たった半年で合格できる簡単な試験なんでしょう?行政書士試験って・・・」こんななんの根拠も無い勝手な思い込みをしていた私は、打ちのめされました(^^;)

思えば、これが行政書士試験から打ちのめされた記念すべき第一回目ということになりましょうか(*^。^*)

行政書士受験のきっかけ

平20年頃
平18年に最高裁キャスコが出たのをきっかけに、過払い請求ブームが到来しました。

TBSでは『グレーゾーン金利』や『利息制限法』など過払い請求訴訟についての報道特集がテレビで放送されました。

私の母の友人のおばさんには、息子さんがいらっしゃいましたが、消費者金融からの多重債務者でした。

そのおばさんもその息子さんも、母と親しいだけでなく、私自身も子供の頃からとてもかわいがっていただいた、大好きなおばちゃんと大好きなお兄ちゃんでした。

お兄ちゃんには私がまだ幼稚園の頃にはよく公園のブランコをおしてもらったりと、優しい面倒見のイイお兄ちゃんでした。

そこで、大好きなおばちゃんとお兄ちゃんを多重債務から救うため、過払い請求訴訟について勉強しました。

そして、『利息制限法による引直し計算書』や『訴状』や『準備書面』の作成など、過払い請求訴訟(正確には不当利得返還請求事件訴訟)のお手伝いをしました。


民事訴訟は、訴える金額(訴額)が140万円以下なら簡易裁判所で、140万円超なら地方裁判所で、となりますが、簡裁案件でも地裁案件でも『本人訴訟』ができます。

なので、別に高いお金を出して弁護士や司法書士に依頼しなくても、自分で訴状などを作成し本人訴訟をすればいいわけですが、普通は勝てるかどうかわからない訴訟を本人訴訟でやって負けてしまったら、もともこもないので、弁護士などに依頼するわけです。

でも、インターネット上の掲示板やブログでも、この過払金返還請求訴訟に限っては、必ず勝てるとのこと・・・。

一か八かやってみようよ!ってことでやってみると、すんなり勝てたのです。

結果、おばちゃんとお兄ちゃんには、消費者金融からの借金が0円になるどころか過払い金が300万円ほど返還されました。


私もおばちゃんもお兄ちゃんも目からウロコでした。

そしてつくづく思いました。「法律は知らないと損だ!」「無知は損するのだ」ってことです。


このことがきっかけで、法律に興味を持ち、そして行政書士受験のきっかけとなりました。