2013年2月15日金曜日

平21年度初学の年 その8 行政書士試験 惨敗 

平21年度11月行政書士試験日


平21年9月頃から勉強を再開し、合格道場の他の受験生のみなさんに
すっかり遅れを取ってしまった私でしたがそれでも時間は
他のみなさんと同じように過ぎていきました

9月に入ってからは、とにかく行政法に手をつけないとお話になりませんので
もう、必死でテキスト→合格道場の問題・解説→テキスト→
合格道場の問題・解説・・・と追い込みをかけて勉強しました。

プライベートでも、周囲の人との人間関係も落ち着き、
精神状態も安定してきました。

それでもやはり、3月から勉強をはじめて試験日の11月までの約8ヶ月間の内
2ヶ月ほどまったく勉強していなかったツケがまわってきました。

今から考えるとありえないんですが、その年の私は、
なんと!試験当日まで、まだ一度も模試をまともにやったことがなかったのです。

「やったことがない。」といっても、今度はサボってやっていなかったのではなく、
試験前日になってもまだ模試をやるレベルに達していなかったのです



そして、いよいよ試験当日がやってきました

まずは、受験申込みがギリギリだったせいで、受験する部屋が
大学の正門からかなり遠いところで、自分の受験部屋を探すのに
試験官2~3人の方に聞いてようやくたどり着いた時には
時間もギリギリになっていました。


行政書士試験は一応は13時から開始ですが、30分前には席に着き
試験官さんの注意事項を聞かなければなりません。

つまり、実質、12時30分~16時までの3時間半、試験に拘束されるわけです。


私はこの世で一番嫌いなものをあげろと言われたら、一も二もなく
この『行政書士試験開始前の30分間』だと答えます。

これは結局のところ、私は3回経験することになるわけですが、
あれほどイヤな時間はありません。


そして、試験中・・・

あの平21年度はじめての行政書士試験は・・・なんていうか、私にとって、悪夢そのものでした。



試験開始直後は、私は、完全に日本語を忘れてしまったかのようでした。
もう、なにが書かれてあるのか、問題を解くもなにも、問題文が読めない、
いえちゃんと文字は目で追ってはいるのです。
追ってはいるのだけど、ただ文字という形をした模様を見ているだけ
と言いましょうか・・・

問題文がまったく頭に入ってこないのです。
いわゆる、頭が真っ白状態でした。


試験日は11月ですが、その日は、場所が関西ということもあり、
暖かい小春日和でした。
ですが、私は、小春日和なんて悠長な状態ではなかったです。
大量の汗が滲み出てくるのです。

一応念のため言っておきますが、私は決して太った汗っかきではなく、
華奢でかなりやせているほうですし、汗はほとんどかかないほうです。

つまり、あまりの緊張で、異常な状態になっていたのです。


最初は人のペンのカリカリ音や机やイスのギシギシ音も気になりましたが、
だんだんと何も音のしない、孤独な自分独りの世界になっていきました。

その孤独な世界の中、試験が、上から目線で、
私をあざけ笑っているように感じました。


おまえは、途中でいったん勉強を投げたんだろう
模試ですらまともにやったこともないくせに、
よく本試験を受けようなんて思ったな
ダメで元々・・・もしかしたら・・・あわよくば・・・
そんなことを思ったのか バカか 甘いんだよ
覚えたはずの基本的な事ですら、忘れているくせに
100人中数人しか合格らない試験なんだよ
身の程知らずもいいとこだ
おまえなんか、足元にも及ばないんだよ



民法の辺りでは、試験中に涙が出てきました。
時間も全然、足りない。

なんとか、マークシートだけはでたらめでもなんでも埋めておこう・・・

ようやく悪夢の試験時間が終わりました。

とにかく誰にも顔を見られたくない
とにかく一刻も早く、独りになりたい



このはじめての試験日は、私にとって、
ここ数年で、一番、最悪の日となりました。

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