平21年5月頃
今から思うと、民法の物権さらに債権に突入した頃は、最初の壁にぶち当たった時だと思います。
ネット上で見た各予備校の講師先生のアドバイスでは、まずはテキストをサラっと読んでわからない箇所があっても最後までいき、「とにかく全体像を見渡せ!」とのことでしたが・・・
テキスト・インプット段階でもあまりにわからなすぎて、テキストを読むのが苦痛になり、
合格道場の問題をするのも、1問中の1肢1肢の解説をじっくり読まないと理解できないので、
1問やるのに30分もかかったりしていました。
「あぁ・・・もう2時間もやってるのに、まだたったの数問しか進んでない・・・もう、いやだ、しんどい・・・」
・・・こんなかんじでした。
例えて言うなら、真っ暗な暗闇の中、懐中電灯でそこだけ照らしながら手探りで少しずつ少しずつしか進めない・・・
そんななんとも言えないもどかしい思いでした。
今なら、各予備校の講師先生たちがなぜ「とにかく全体像を見渡せ!」とアドバイスされるのかがわかります。
行政書士過去問では、例えば民法なら純粋に総則のみの単純な問題など出ません。
民法/総則、物権、債権、家族法を絡めた、言わば複合的な問題が出題されるのです。
もっと言えば、憲法と民法を絡めた問題、民法と行政法を絡めた問題などなど、各法令科目は微妙に繋がっていて、法令の全体像を把握していないとわからなくて当然な問題も多いのです。
だからこそ、一刻も早く、試験内容の全体像を見渡す必要があるわけです。
でも、まだ基礎法学、憲法、民法の途中段階を初めて学ぶその頃の私は、全体像どころか、今やってる民法ですらおぼつかず、1,2ヶ月前にやった基礎法学や憲法は忘れてしまっているという、不安とあせりでいっぱいの状態でした。
飛行機は、飛び立つ時が一番に燃料を食いすごいパワーが必要で、飛び立って上空を飛行している時は大した燃料は使わずラクラク飛行できるそうです。
そういう意味では、勉強を始めてまだ3ヶ月くらいのこの頃の私は、まさに飛び立って間もない飛行機で、一番パワーの必要な時だったのだな・・・と思います。
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