2013年2月15日金曜日

行政書士受験のきっかけ

平20年頃
平18年に最高裁キャスコが出たのをきっかけに、過払い請求ブームが到来しました。

TBSでは『グレーゾーン金利』や『利息制限法』など過払い請求訴訟についての報道特集がテレビで放送されました。

私の母の友人のおばさんには、息子さんがいらっしゃいましたが、消費者金融からの多重債務者でした。

そのおばさんもその息子さんも、母と親しいだけでなく、私自身も子供の頃からとてもかわいがっていただいた、大好きなおばちゃんと大好きなお兄ちゃんでした。

お兄ちゃんには私がまだ幼稚園の頃にはよく公園のブランコをおしてもらったりと、優しい面倒見のイイお兄ちゃんでした。

そこで、大好きなおばちゃんとお兄ちゃんを多重債務から救うため、過払い請求訴訟について勉強しました。

そして、『利息制限法による引直し計算書』や『訴状』や『準備書面』の作成など、過払い請求訴訟(正確には不当利得返還請求事件訴訟)のお手伝いをしました。


民事訴訟は、訴える金額(訴額)が140万円以下なら簡易裁判所で、140万円超なら地方裁判所で、となりますが、簡裁案件でも地裁案件でも『本人訴訟』ができます。

なので、別に高いお金を出して弁護士や司法書士に依頼しなくても、自分で訴状などを作成し本人訴訟をすればいいわけですが、普通は勝てるかどうかわからない訴訟を本人訴訟でやって負けてしまったら、もともこもないので、弁護士などに依頼するわけです。

でも、インターネット上の掲示板やブログでも、この過払金返還請求訴訟に限っては、必ず勝てるとのこと・・・。

一か八かやってみようよ!ってことでやってみると、すんなり勝てたのです。

結果、おばちゃんとお兄ちゃんには、消費者金融からの借金が0円になるどころか過払い金が300万円ほど返還されました。


私もおばちゃんもお兄ちゃんも目からウロコでした。

そしてつくづく思いました。「法律は知らないと損だ!」「無知は損するのだ」ってことです。


このことがきっかけで、法律に興味を持ち、そして行政書士受験のきっかけとなりました。


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